宿泊税ってさぁ‥

休館中でヒマだから、最近思ってること書いてみました。
ボヤキの長文注意です(^^;

しばらく前から、北海道が宿泊税というのを導入したいというニュースが流れています。コロナで一時聞かなくなったけど、去年ぐらいからまた本気に考えてるみたいですなぁ‥

でも、何の目的で集めるんだろう?また何で宿泊業者が徴収しなきゃならないんだろう?
疑問と憤懣やるかたないワタクシ。

先行して導入している地域、ニセコのある倶知安町とかオーバーツーリズムが問題になるエリアが、そこここの事情で集めるのは理解できるよ。うちも上士幌町に入湯税払ってるし。

でも、九州と中国地方と徳島を除く四国3県を集めたのと同じ面積の北海道だぜ~。
目的税である宿泊税を集めるには、広すぎて道内各地で課題も違うだろうから、有効とは思えないんだよねぇ。
少なくともぬかびら温泉でキャパオーバーなのはエゾシカだけで、観光客はまだ増えても困らない。

そしてもう一つの疑問、何で宿泊施設が徴収しなきゃなんないの?
観光にかかわってるのは宿泊施設だけじゃないじゃん。むしろ北海道庁の観光統計ポータルサイトなんかを見れば、“観光”として扱ってる人数のうち宿泊客数は3分の1以下なんですけど。

それでも観光税はやるんで!だからどこかが集めなきゃならないんだ!というなら、北海道が島であるという利点を生かして、航空会社等交通機関を運営している会社が運賃に上乗せして集めるのはどうでしょう?
道内の宿泊施設は、上のサイトによれば5000軒ぐらいあるそうです。もちろんチェーン展開しているところもあるだろうけど、事業体としては1000軒以上あるんじゃないかなぁ。
そんな多数から集める手間を考えたら、せいぜい数十社の交通機関から集めた方が道庁さんも楽だろうし、我々にも絶対出てくる「同業他社はちゃんと払ってるの?」という疑心暗鬼にとらわれなくて済むからさ~。

まあ最近話題の、メンドクサイお取引先対応で何度も霞が関界隈まで出張させられるサラリーマン諸氏には、経費が上がって気の毒だけどねぇ(笑)