“チャリダー ”せんべぇ

 なんかこのコーナーの拍手をいただいている数、うちにしたら尋常じゃないんですけど 最初はネタ切れの時に書こうと思っていたけど、これはもう楽しみにしてくれている人がいるんだ!という思い込みのもと、“短期集中連載”的に行きますね。

 というわけで、大学時代の塩崎です。
 前回書いたように、酪農実習をさせてもらい、一気にホッカイドウ好きになったせんべぇは、学生時代の思い出に、自転車でゆっくり風を浴びながら北海道を巡る事を計画。当時の就職活動は4年生の春からだったので、3年生の夏休みに、自転車とキャンプ道具一式をもって、青函連絡船で函館に上陸しました。とりあえずの目標は国道5号線で札幌、その後利尻島まで行って利尻山に登るというものでした。とはいっても軟弱なワタクシ、札幌-旭川のように走ってもつまらなそうなところは、あっさり輪行(自転車を分解して電車に積むこと)するし、気分が乗らないと2時間走っただけで、テントを張ってゴロゴロする始末…

 それでも約一か月、北海道のあちこちを回りました。サイクリングを始めて、それまで(電車)の旅と一番違って楽しかったのは、予定通りにいかないこと 鉄道旅行なら、ほとんどの場合時刻表で組んだ通りに行程を進めますが、チャリだと天気が悪かったり、思ったより峠がきつかったり、何より俺のやる気が出なかったり で、なんというかベストの回答がない感じ。人それぞれでしょうが、自分にはこの正解が見えない中で、どこへ行こうか判断するのがとても面白かったです。

 あんまりおもしろかったもんだから、就職が決まった後、もう一回北海道に来てしまいました。そのツーリング中、上利別駅で泊り、ミルクロードを通り、幌鹿峠を越えて然別湖のキャンプ場で泊る途中で、“急な坂だな~”と思いながら糠平温泉街を通り抜けたのが、糠平とせんべぇの出会い?です。
 ちなみにワタクシ、大学には5年間在籍していました というわけで、関西風にいえば5回生の秋に初糠平です。

 つーことで、次は何で5回生になっちゃったか?について書きまーす。