『ランチョ・エルパソ』さんで働き始めて2年ぐらいたったころから、そろそろ開業する場所とかを考え始めました。とは言っても先立つお金はあまりないので、古い建物をリフォームしてやることを想定していました。また場所も最初はかなり限定していましたが、だんだん富良野より東で、釧網本線より西、とかなり大雑把になってきました
お休みの日に車で走りながら『いいところないかなぁ』と探してはいましたが、なかなか思うような空き家は見つかりません またお金も貯めてはいたけど、このままのペースでは目標額に達するにはおじいさんになってしまう状況
お休みの日に車で走りながら『いいところないかなぁ』と探してはいましたが、なかなか思うような空き家は見つかりません またお金も貯めてはいたけど、このままのペースでは目標額に達するにはおじいさんになってしまう状況
宿屋をやろうと決めた時からうすうす感じていたけど、①宿の仕事を覚える。②お金をためる。③いい物件を見つけるという3つのことを同時進行してゆくと、どうしてもある無理が露呈してきた感じでした。
現状と開業との間を結ぶ道筋が見えない、というか断絶が大きすぎて、どうしようと考えるんだけど、いい案が浮かぶわけもなく、頭の中で同じところをぐるぐる回っている状態で、この頃は月に一度くらい夜眠れなくなりました それがまた嫌でもないんですね なんていうか、『俺、悩んでいるなぁ』と少し上から他人事で眺めている感じの自分がいて、それが不思議と嬉しかったりして‥‥
そんなのんきなことでどうすんだって言われそうですが、今振り返ってみてもあのころが一番楽しかったのは事実です。